クラシックバレエとは
ルネサンス期に、フランスやイタリアなどのヨーロッパ貴族達により踊られた宮廷舞踊を起源としています。
現代では、劇場で舞台装置を伴い『足を外旋(アンデオール)した舞踊技術』『決まったポジション(手足の位置や身体の方向)』により物語や役柄を表現する総合芸術と位置付けられ、チャイコフスキー作曲『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠りの森の美女』他、『コッペリア』などが名作として一般に知られています。
必要な舞踊技術(回転などのテクニック)、使用する楽曲、衣装は作品ごとに決められており、
例えば『白鳥の湖』黒鳥役の場合、黒いチュチュを着用し32回転のグラン・フェテは振付として必須です。
役柄の表現方法としては、言葉を発する事は無く『規範に則った舞踊技術』『マイム(決まった身振り)』を用います。
作品の最大の見せ場は主役ペアの踊り(結婚の場という物語が多い)が多く、空中リフトなど長い年月をかけて磨いた高度な舞踊技術が不可欠となります。
余談ですが、当スクール含め一般的なバレエスクールでは、それに対応できる男性舞踊手の在籍がないのでゲスト出演者をお迎えしています。
『レッスンに来ていないけれど辞めてしまったの?』との声がありましたが、またお招きする機会を楽しみにお待ちください。
それまで生徒の皆さんは、真近に見た舞踊技術を何かに活かしてもらえればと思います。
客席からとは異なる世界が見えたことと思います。